どうすれば成績が上がりますか・・・

姶進

2015年01月19日 17:38

いよいよ今週末から私立入試がスタートします。同時に公立高校入試の願書提出も迫ってきました。

教室では先日実施された第6回統一模試の結果も届き,個票の返却および面談をしている最中です。今日はこの時期の面談の中でよくあがる話題についてお伝えします。





姶進では,3学期になると毎週末に合格特訓という入試対策の実戦練習が行われます。

この特訓は公立入試の予想問題をテストの実戦形式で解いて,その日のうちに重点教科の解説授業と訂正,質問をしながら完成させていくというものです。





この特訓の肝は,訂正を通じて自分に足りていない知識の確認と定着を図るところにあります。

しかし,テストを受けて,返却された答案をみて一喜一憂して終わり。という生徒が見受けられます。

さすがに訂正を全くしないという生徒はいませんが,本当に自分の力にするための時間がとれている人は少ないということです。



この訂正をないがしろにする人ほど,



「どうすれば成績があがりますか?」



「どんな問題集を使えばいいですか?」



などということを平気で言い出します。



公立入試が教科書を範囲として出題されている以上,教科書の完全理解をめざすことがはじめの一歩であり,ここが不完全なままで難問にどれだけ取り組んでもさほど効果はあがりません。

なので,入試の過去問を解いて傾向を知ることも大事ですが,解けなかった問題を通じて教科書に立ち返り,欠けていた知識事項を確認して,自分のものにするための時間がどうしても必要になります。
見た瞬間に解法や問われている知識が浮かぶくらいまで,今まで受けた特訓や統一模試,入試の過去問を繰り返し,解き直す。

できなかったら過去の訂正ノートと教科書で再度確認する。この1点に集中すると,新たな問題集に手をつける時間などとてもとれるものではありません。



(公立高校志望なら)教科書内容を完全に理解する。



口でいうほど簡単な事ではありませんが,そこに至るまでの自分なりの工夫や努力が問われるのが公立高校入試です。

決して能力(脳力)の差を問われているのではありません。



今やるべきことは,どうすれば(楽に)成績があがるのかを悩むことではなく(楽に成績をあげられる方法があればとっくに教えています),今まで受けたテストの訂正を通じて1回でも多く,教科書を開く。そして頭にたたきこむ!愚直なまでにこれを繰り返すことです。



入試まであと45日。やれることはまだまだたくさんあります。



ここまできたら悩む前に手を動かす!がんばれ受験生!